●2010年5月12日号について
今週号は、出版プロデュースに関連した話題を取り上げたいと思います。
先月から、電子出版に関わる人たちと会う機会が増え、有意義な意見交換をさせていただいています。興味深い話題が多いのですが、国内の事情はなかなか書きにくいため(笑)、海外の事例が中心になっておりますが、私自身もいくつか関連プロジェクトが進行しています。
国内の電子書籍市場は、まだ不透明な状態ですが、水面下では新しいパブリッシャーが着々と準備しているようですから、まずはマイナーなマーケットから動き始めるのではないでしょうか。引き続き、レポートしていきたいと思います。
今週は、電子出版のプロデュースについて書いてみたいと思う。
このテーマは、メールマガジンの第1号で取り上げているが、今回は私自身の体験も加えながら、もう少し探求していきたい。
書籍プロモーションのベストプラクティスについて復習しておこう(第1号からの転載)。以下の内容は、著者の公式サイトが中心にあって、その周りにソーシャルネットワークサービスや読者コミュニティ、出版社や書店のサイト、読者や書評家のブログなどが配置されているイメージになる。
以前ご紹介したGary Vaynerchuk(ゲーリー・ヴェイナーチャック)氏のように、著者自身がソーシャルネットワークを活用している場合は、書籍プロモーションと連動させることは容易だが、FacebookもTwitterもやっていない著者については、準備しなければいけないことが多い。つまり、この作業がプロデューサーの大仕事になる。
ブログ更新が困難な(ITリテラシが高くない)著者の場合:
喋りが苦手な著者の場合:
著者自身が、ソーシャルネットワークを使用していない場合は、プロモーションチームのスタッフが上記のようにサポートすることになるが、ファン形成につながりにくいこともある。このような場合は、リアルイベントを重視する。
ソーシャルネットワークを使いこなせない著者の場合:
上記で重要なのは、「質問力」のあるスタッフが進行し、著者の個性を引き出すこと。Ustreamで生放送(アーカイブは必ずYouTubeにアップロード)し、イベント会場に来れない読者にも「場の共有感」を提供するなど。
筆者:境祐司
この記事は、2010年3月6日に配信されたPodcastの音声をベースにして執筆しました。 音声の文字起こしを修正、加筆していますので、まったく同じ内容ではありません。
※以下、サンプルのため省略
発行者:境祐司(さかいゆうじ)Youji Sakai
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このページは、境祐司が運営するPodcastのテキスト版(有料メールマガジン)に関する内容を掲載しています