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The Future of Reading

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電子書籍メディア論・週刊イーブックストラテジー
新時代のデジタルパブリッシングとソーシャルメディアで変わる「読書革命」


 

 


 

EPISODE 1:
電子書籍のリーダーアプリケーションと「ページ」管理
~Iceberg Reader, Ouiivo eReader, 140 Characters
3つのアプリを検証する

  1. ページの概念がない電子書籍
  2. 章ごとにページ管理する方法
  3. 章をさらに分割して「ページ」管理する方法
  4. Iceberg Readerのページ管理
  5. Iceberg ReaderのUI(ユーザインターフェイス)
  6. Ouiivo eReaderのページ管理
  7. 140 Characters: A Style Guide for the Short Form
  8. 動的な電子書籍アプリの可能性と注意点

 

今週は、電子書籍のリーダーアプリケーションを3つ取り上げてみたい。
EPUBフォーマットの電子書籍は、リフロー処理され、ページの概念がない巻き物のような仕様になっているが、どう表示するかはリーダーアプリケーションによって決まる。「章」や「節」で管理し、ページ番号を割り振ることも可能だ。文字サイズや行間の調整ができるリーダーアプリで、「ページ」管理を採用すると、スクロール操作が必須になってしまうが、書籍の内容によっては都合がよい場合もある。
今回は、「ページ」管理について考えてみたいと思う。

 

ページの概念がない電子書籍

EPUBフォーマットを採用している電子書籍のリフロー処理について復習しておこう。
まず「ページの概念がない」ことについて。スクリーンに表示されるテキストの領域は、文字サイズの変化によって増減する。文字サイズを「大」にすれば、テキストの領域は下に広がる。逆に、文字サイズを「小」に変更すると、テキスト領域は小さくなる。

 

書籍全体を領域の広さで見ていくと、文字サイズの変化によって増減の差が大きくなることがわかる。
文字を大きくすれば、読みやすくなるが、画面を切り替える回数が増える。文字サイズだけではなく、行間やマージン(画面の周辺の余白)の変更によっても影響するため、領域の広さ(長さ)とスクリーンで覗いている位置をパーセントで表示するリーダーアプリケーションが多い。

 

複数の章で構成されている書籍は、巻き物のように一本にまとまっている。ただし、実際は章ごとに「チャプターブレイク」が挿入されているため、擬似的に分割される。つまり、第2章の最後の数行と第3章の頭が同じ領域に表示されることはない。必ず、各章の頭で(擬似的に)分割される。 章内のスクリーンから溢れたテキストは、次の画面に移動することになる。

 

実際は「長い巻き物」だが、チャプターブレイクを挿入すると、擬似的に分割されることを理解しておこう。
情報量の多い書籍については、リーダーアプリケーションのレンダリング処理を軽減するために、EPUBファイル内のXHTMLファイルも(チャプターブレイク挿入ごとに)分割されている。

 

 

章ごとにページ管理する方法

章ごとに「ページ」管理しているリーダーアプリケーションは、巻き物を実際に切り分けた状態に近い。
このタイプのリーダーアプリケーションは、章ごとに「スクロール」操作を実行しながら閲覧しなければいけない。文章量が多いと、スクロール操作が大変である。長いWebページをブラウザで閲覧するときと同じだ。 文字サイズを大きくしても、章の位置は変わらない。情報量の増減については各章(ページ)内にとどまる。

 

 

章をさらに分割して「ページ」管理する方法

章をさらに細かく分割して「1ページ」ずつ表示するリーダーアプリケーションもある。
この場合は、スクロール操作の負担は軽減される。一つの章をどう分割するかは、書かれている内容に沿って実行しなければいけないため、オーサリングに手間がかかってしまう。 紙の書籍ほどではないが、ある程度は「ページ番号」を固定値として扱うことが可能になる。

 

 

Iceberg Readerのページ管理

Iceberg Reader(アイスバーグリーダー)は、章をこまかく分割して「ページ」管理するタイプのリーダーアプリケーションである。
2010年4月6日号では、電子雑誌(デジタルマガジン)用の「Iceberg Magazine Reader」を紹介したが、今回は書籍用の「Iceberg Reader」を取り上げる。マガジン用のIceberg Magazine Readerとは仕様が異なっているので、4月6日号の記事と比較してみてほしい。

 


 

筆者:境祐司
この記事は、Podcastをベースにして執筆していますが、今週号は未公開の音声です。 多少古い情報が含まれているため、配信しない可能性もあります(本記事は修正、追加していますので最新の情報になっています)。

 

 

※以下、サンプルのため省略

 

 


 

発行者:境祐司(さかいゆうじ)Youji Sakai
メルマガ専用サイト: http://design-zero.tv/2010/ebook.html
メール: office@admn.net

 


付録について:

 


エディトリアル・エンジニアリング プロダクションノート

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このページは、境祐司が運営するPodcastのテキスト版(有料メールマガジン)に関する内容を掲載しています

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