THINK ZERO MAGAZINE

Creative Edge School Books


日記と日記コンテンツは似て非なるもの(2015年11月14日)

スマートフォンで、過去にアップロードした記事を検索していたら、昨年の12月に試していたサブコンテンツの残骸を発見。スマホ用の日記コンテンツとして実験的に公開していた初期プロトタイプ。密かな人気コンテンツだったのですが、ちょうど機材を全て処分した時期で、最初の危機的状況の様子がストレートに出ていて、途中から非公開にしました。悲壮感が凄まじくて、とても公開できる内容ではなかったのです。そんな内容だから、人気コンテンツだったのかもしれませんが。

一人出版社には、このようなゾンビコンテンツがネット上にたくさんあります。大半は非公開にしたまま、アーカイブ目的で残してありますが、今回の日記コンテンツのように、削除するのを忘れたまま放置状されているものが多々あります。



ネットで発見した日記コンテンツのプロトタイプ

日記コンテンツの場合は、今起きていることを書いていくだけなので、更新しやすいのですが、その時の感情が露骨に出てしまうので、どこかで必ず「これ、公開する意味あるか?」という自問自答に陥ります。逆に、読み手のことを考えて、ちょっとでも創作を入れてしまうと、それはもう本格的なコンテンツづくりになってしまいますので、投稿の度に調整するようになり(時間もかかるようになり)、継続できなくなります。

そもそも、順風満帆なら、日記コンテンツを始めても、可もなく不可もない投稿が続くだけです。専業で一人出版社をやり、未知のマーケットに挑戦、なんて無謀なことが奇跡的に続いているから、やる意味があると思っているわけですが、昨年「Facebook事件」というのがあって、身内でちょっとした騒ぎになったので、届いてほしい世界と、届いてほしくない世界(家族とか親戚とか)があることを痛感しました。Facebookの最先端アルゴリズムを甘くみていました、本当に。


昨年の日記コンテンツも、「である調」のアグレッシブな情報発信で硬派なスタイルを作っていきたかったのですが、どんどん弱気になっていくという真逆の内容になってしまい、止む無く中断。「創作」ではない、日記コンテンツはなかなか難しいものです。

メモレベルの「日記」は1999年から毎日つけていますが、このプライベートな日記と「日記コンテンツ」は似て非なるもの。嘘は書かないけど、スタイルはつくっていかないと、コンテンツにはなりにくい。芸能人にとって日記はキラーコンテンツですが、もし一般人の日記で可能性があるなら、今現在、波乱万丈な人生を送っている人でしょう。自分をネタにしていく勇気が必要ですが。



投稿日:2015年11月14日(土)




今日の一言:2015年11月14日(土)

雨、朝6時の気温12.2度(東京)。
今朝は、パリから衝撃的なツイートが次々と投稿されていて、しばらく情報を追っていました。こういう非常事態のときはTwitterが速い。誤情報を大量に含むので取捨選択が必要になりますが、総量は圧倒的。Twitterを止めてしまった人も、緊急用のツールとして利用しているのでしょう。ただ、Facebookも安否確認のサービス(Paris Terror Attacks)を迅速に公開していて、対応が速かった。被害の実態を見渡すには、もうしばらく時間がかかりそうですが、過剰に騒ぎ立てず、冷静に見ていかないと。5年後のことを考えると、対岸の火事ではないだけに。



アーカイブ一覧に戻る »



ホームに戻る »