THINK ZERO MAGAZINE

Creative Edge School Books


中学生、高校生向けに情報を発信していきます(2015年11月30日)

現在、SNSといえば、圧倒的にFacebookで、私の友人、知人で使っていない人はいないと思います。「当たり前」のコミュニケーションサービスになっています。ネットワーク効果を考えれば、自分の身のまわりの多くの人が使っているサービスを選ぶのは当然ですよね。これから、mixiを始める人は少ないでしょう。ただ、ティーンエイジャーに目を向けると、TwitterがLINEと肩を並べる。海外でも、Twittter、Instergram、Snapchat、WhatsAppあたりが使われているようです。


前にも書きましたが、今のTwitterは初期の「2ちゃんねる」のような、カジュアルに喧嘩をふっかけてくるような場で、政治や社会問題に絡むツイートなどでは高い確率で、そういう人たちがやってきます。私のように、一人出版社の情報と関連ニュースしか投稿していなくても、度々遭遇するくらいですから。ただ、ティーンエイジャーの少年、少女にしてみれば、こんなに面白い世界はありません。以前、中学校を訪問したとき、壁に貼ってあった学級新聞をながめていて、「会ってみたい有名人」に「ウナちゃんマン」が入っていたのを見て、「そりゃそうだろうな、子どもたちにとってはテレビより面白いだろう」と納得してしまいました。彼ら彼女らにとって、あちこちで小競り合いが勃発しているTwitterはとてもエキサイティングなのでしょう。


現在、医療・ロボティクスをテーマにしたコミックの取材活動を進めていますが、そろそろ次のフェーズに入ります。このコンテンツの狙いの一つは、今後大きな問題になってくる「認知症」について知ってもらうことで、特に、中学生、高校生に伝えたいと思っています。「コミック」という表現を選択したのも、若い人に興味を持ってもらいたいからです。では、どうやって彼らに情報を伝えていくか?


医療・ロボティクスをテーマにしたコミック「ZEROROBOTICS」のティーザーページ

LINEで高校生に友達リクエストするわけにはいきませんので、専用のTwitterアカウントで学校生活関連のニュース、アニメ、ゲーム、芸能などの情報を発信していこうと思っています。一人出版社の重要なサブコンテンツの一つで最も活発なのが「マイクロブロギング」ですが、今回のコミックでも同様の進め方です。ただ、昔と違って今は、お父さんと子どもが一緒に、ドラえもんの映画をみて感動、共感している時代ですから、発信する情報のチョイスが難しい。試行錯誤が必要だと思っています。


今、最も勉強できる場は、マクドナルドかな。夕方になると、中学生、高校生が席を占拠して、ゲームをやり始める。他のお客さんは迷惑そうにしてますが、自分の場合は、いろいろ勉強させていただいています。


投稿日:2015年11月30日(月)




今日の一言:2015年11月30日(月)

晴れ、朝6時の気温7.1度(東京)。
2015年の平日は、あと「18日(+土日祝の9日)」。今日は大変な一日になりそう。新しいことにチャレンジするときは、最初から完璧な計画などはつくれないので、「小さく」「素早く」試し、可能な限り「早く失敗」して「早く学ぶ」という試行錯誤を繰り返すことになりますが、言うのは簡単で、長引けば大半の人は途中で心が折れて止めてしまいます。
中国古典に詳しい守屋淳さんの著書「孫子」(日本経済新聞出版社)で紹介されているチェス世界王者のガルリ・カスパロフの言葉が参考になります。「自信をつけることと誤りを訂正されることの適切なバランスは、各個人が見つけなければならない。経験からいって、”我慢できるうちは負けろ”は優れた原則だ」。負けっぱなしでは心が折れてしまうが、負けるのを怖がって試行錯誤から逃げ回っていると、何も起きない代わりに進歩も期待できない。バランスが重要だということですね。
大人になると、知恵がついて苦難から逃げるのがうまくなりますが、学びを引き出せるのは「失敗」から。でも、致命傷を負うような大失敗はできないので、「小さく」「素早く」試し、可能な限り「早く失敗」する。一人出版社の一年間は、この連続でしたが、もうちょっとバランスを考えなくてはいけませんね。



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