THINK ZERO MAGAZINE

Creative Edge School Books


歩く、考える、話す、録る、配信する(2015年12月4日)

本日、16日振りにPodcast「無制限アンドゥの世界、あらゆる環境が同期していく。ダイナミックに変化する2016年以降のクリエイティブワーク(iTunes Link)」を配信(今回も長いタイトル)。第898回目の配信です。あと、2回で900回。予定では先月、900回記念の対談でもやりたいと考えていましたが、コードゼロ発動の可能性が高まっていたので、まったく余裕がありませんでした。そういえば、コードゼロを組み込む前は、Podcastで一人出版社の危機的な状況をお知らせしていたんですね、数ヶ月前のことなのにすっかり忘れていました。情けない音声なので本当は削除したいのですが、「昨日は今日の昔、いらぬ物も三年経てば用に立つ」です、そのままにしておきます。


iTunesで配信しているPodcastの番組。あと2回で900回になる。


11月8日の「今日の一言」で、「私のPodcastはどちらかといえば、デジオの系統です」と書きましたが、現在でもデジオを継承しています。一人喋りが基本で、毎回ほんとに好き勝手に話しています。しかも、移動時間に録ることが多いので、カラスの鳴き声も、救急車のサイレンも環境音として混ざっている。「今日は快晴だし録ろうかな」とか、「雨か、録るのやめよう」といった感じ。夏はセミの大合唱がBGM、冬は寒くて声が震えていたり、音声を聞けば季節がわかります。今日のPodcastは、強風だったので、ボコボコボコという風があたるノイズが入ってしまいました。


先日、たまたま2009年末に配信した音声を見つけて聞いてみたのですが、収録した場所の情景がリアルに浮かんできて驚いてしまった。脳が創り出した偽の記憶かと思って、当時の日記を確認したら、ほぼ間違いないことがわかり、あらためて脳の働きって面白いなと感じています。「歩く」、「(何を話すか)考える」、「(考えながら瞬時に)話す」を同時に実行すると、自分のパフォーマンスを最大限に高められるようです。机に向かって、いくら頑張っても書けない文章が、歩きながら話すと、あっという間に完成するくらいですから。


子どもの頃から、歩くこと(散歩)が好きで、今でも初めて訪れる街では既視感を楽しんでいます。mixiの散策コミュニテイ(現在はFacebookに移行)では、副部長をやってます。一人出版社を始めてから、一度も参加できていませんが。
なぜ「散歩好き」になったかは、幼少の頃の写真アルバムをみてすぐわかりました。物心がつく前から、自転車の後部幼児座席に乗せられ、毎日のように連れ回されていたのです。我々の親の世代は、7人、8人の兄妹が当たり前で、叔父さん叔母さんがとにかく多い(正月はお年玉の袋が束になるくらい)。当時の記憶はありませんが、自転車の後部座席に乗っている写真ばかりで、しかも自転車が違う、場所も違うので、いろんな人とさまざまな場所に行ったのだなと。


この幼少体験が、散歩・散策でハイテンションになれる体質を形成したのでしょう。6時間、7時間歩きっぱなし、は普通のこと。一人歩きPodcastが、900回続いている理由です。一生の趣味になることは間違いない。


投稿日:2015年12月4日(金)




今日の一言:2015年12月4日(金)

晴れ、朝6時の気温8.7度(東京)。
2015年の平日は、あと「14日(+土日祝の9日)」。12月の4日目です。旧・一人出版社の(まだリリースできていない)コンテンツの準備、大詰め。パソコンを使用できる時間が限られているので、デスクトップアプリケーションが必要な作業は厳選、可能なかぎり、スマートフォンで作業しています。
世界には、スマホアーティストと呼ばれる方々がたくさんいて、驚くような緻密な作品を手のひらに収まる小さなデバイスで生み出しています。パソコン使えば、もっとすごい作品がつくれるんじゃないかと思ってしまいますが、「パソコンは苦手、未だに使い方がわからない」などとブログに書いているくらいなので、100%スマホネイティブなんですね。
パソコンを使えない女子高生が、携帯電話では凄まじいスピードでケータイ小説を量産するみたいなことは、10数年前から度々話題になっていますが「人間が道具に適応して進化する」というわかりやすい例です。ITの最先端は「人間にあわせて道具が適応してくれる」世界ですが、創作を楽しむ領域では、知恵を絞りながら道具を操ることも快感の一つ。自動車がロボット化されても、MT(マニュアル)を好む人は利便性より、クルマを自在に操る楽しさに価値を置く。
一人出版社も、スマートフォン一つで企画から制作、販売まで...と言いたいところですが、そんな余裕はありません。はやくパソコンを使いたい。とにかく、パソコンが使える時間を増やすために頑張ります。



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