THINK ZERO MAGAZINE

Creative Edge School Books


Dreamweaver CC 2015 基礎編パート1(2015年12月7日)

旧・一人出版社の遅れていたコンテンツ「Dreamweaver CC 2015 基礎編パート1」をリリース。「デザイナーのためのデザイニング・イン・ザ・ブラウザ」と題したシリーズの1冊目を出したのが、2月。9ヵ月経っているわけですが、この間にDreamweaverは2回バージョンアップしていて、ビジュアルメディアクエリーバーやスクラバーなどのレスポンシブデザイン関連のツールが搭載され、大きく進化しました。Photoshopなどは、先日(12月1日)のアップデートで外観がフラットなデザインに変更されましたので、見た目も変わっています。


12月1日にアップデートしたAdobe Photoshopの外観

ユーザーの要望を汲み取って迅速に反映してくれるので、とても有難いこと。ただ、出版社としては何か対策を練る必要がありますね。書店に並んでいるPhotoshopの2015バージョンの解説本と、現在のPhotoshopの外観が異なるのですから。同じ2015バージョンでも、書籍の方は古いUIなので、知らずに買った人は「あれ?同じバージョンなのに違う」となってしまう。個人の読者より、学校の授業や企業研修のために、教科書として大量購入した会社がかなり困っているようです。どこが、どう違っていて、口頭で伝えられるか、新たにテキストを作成しないといけないのか等、面倒な作業が発生する。教科書を導入した利点が薄れてしまうんです。


今は、デスクトップアプリもサブスクリプションモデル、クラウドで提供されますので、ユーザーの利用動向にあわせて、使用頻度の高い機能を改善・強化、使われない機能を削除し、短期間でリリースしてくれます。今後、このようなアプリケーションを対象とした解説本は、短命となる覚悟で、可能なかぎり早く出版し、アップデート対応(ウェブで追加情報を公開する等)も織り込んで企画していかないと。もしくは、TIPSに特化して小技集のようなテクニック習得本にするか。


旧・一人出版社でリリース準備中のPhotoshop本も、全てのスクリーンショット撮り直し、原稿も新しい機能にあわせて書き直しという大手術をどこかでやらないといけませんが、Dreamweaverのようにスクリーンキャストにしないと年内は難しいかな(映像だと価格が高くなってしまうのですが)。何といっても、11月末に禁じ手のプランBを投入したので、今月のコードゼロ発動は100%です。新生・一人出版社に完全移行できないとデスロードを走ることに。苦境時のシンクゼロマガジンは、失敗談ばかりの読み応えのある記事で埋め尽くされると思います。
Museのアップデートはいつ来るかなぁ。開発チーム頑張れ、応援しています。



投稿日:2015年12月7日(月)




今日の一言:2015年12月7日(月)

晴れ、朝6時の気温6.6度(東京)。
2015年の平日は、あと「13日(+土日祝の7日)」。12月の7日目です。旧・一人出版社のコンテンツ、なんとか間に合いそう。「Dreamweaver CC 2015 基礎編パート1」は本日リリースです。とにかく、今はパソコンを使う時間の確保が、最重要課題。デジタル専門の出版社で、スマートフォンが主力機というのは、少々問題だ。デスクワークできないのは辛いなぁ。
でも、こうやってモバイルワークでこなせてしまうのが現在のクラウド、ネットワークテクノロジーの凄いところです。先日のPodcast「無制限アンドゥの世界、あらゆる環境が同期していく。ダイナミックに変化する2016年以降のクリエイティブワーク(iTunes Link)」で取り上げた90年代後半のLive Pictureテクノロジー、現在はこれと同じような仕組みがクラウド上の高性能コンピューターで実現している。私たちが使っているモバイルアプリと同期できるようになったので、非力なスマートフォンでも高度な作業が可能になった。Adobeが最優先で取り組んでいるモバイルアプリとクラウド技術は、これからの変化を見据えた大きな挑戦。
北米のおもちゃ市場で勢いのあるスマートトイも、わかりやすい事例の一つです。人と「対話」する機能をクラウド上のWatsonに任せているので、手頃な価格で提供できる。対話できるバービー人形「Hello Barbie」は本格的なAI連携モデルなので少々高めですが、それでも2万円です。ただ、早速セキュリティ上の問題が見つかっているようですが。
子どもの「おもちゃ」も、セキュリティアップデートが必要な時代になったんですね。



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