Adobe Muse 訪問ワークショップ[期間限定]

Creative Edge School Books - Workshop

2015年6月分

Adobe Muse 訪問ワークショップ[6月]

Creative Edge School Booksの訪問ワークショップで最も実施回数の多いのが「Adobe Muse」です。Adobe Creative Cloudの中ではマイナーな製品の一つですが、必要としているユーザーが確実に存在し、現在も増えつつある「紙媒体のデザイナー向け」のウェブページ制作ツールです。

主な対象者:

サイトやランディングページを社内でつくらなくてはいけないが、ウェブの技術に詳しい人がいない。自分が担当しなければいけない、という人。
※過去の訪問ワークショップで最も多いケースです

現在抱えている問題:

問い合わせ内容:

問題解決:

InDesignやIllustratorなどのツールが使えるデザイナーなら、一日あればMuseを習得することが可能。

IllustratorやPhotoshopなどのデザインツールを使ったことがない人は、トレーニング期間が必要ですが、仕事で使い慣れているデザイナーであれば、一日集中すれば習得可能です。

ランディングページなら、Photoshopと連携することで容易に作成できる。

ランディングページの作成にMuseを使いたい場合は、Museを習得したその日から作業に取り掛かることが可能です。Photoshopで大半を作成し、PSDファイルを使って、ページを作成していくことができます。

ウェブサイトの場合は、ページ数や階層の深さによって検討が必要(Museは大規模なサイト構築には適していないため)。

ウェブサイトの構築にMuseを使いたい場合は、可能かどうか検討しなければいけません。まず、サイトの規模を確認します。大規模なサイトなら、堅牢性が高いDreamweaverの方がよいと思います。また、すでにサイトが公開されている場合、そのデータをMuseで引き継ぐことができませんので、基本的には一から作成することになります。
以下のように捉えてよいと思います。


  • 大規模なサイトは、Museでは不安定になる可能性がある。
  • すでに公開されているサイトのHTMLをMuseで引き継ぐことはできない(新規に作成することになる)。
  • 小さなサイトを複数立ち上げる場合などは、Museが適している。例えば、新製品ごとに専用のサイトを立ち上げていく場合など。
  • 期間限定のキャンペーンサイトなどを素早く、公開していきたい場合も、Museが適している。
  • 顧客向け、会員向けにセミナーやイベントの告知ページを素早く公開したい場合なども同様。

デザイナーが、PhotoshopやIllustratorを使うように、モバイル対応のページを速く作成できるのが大きな利点です(修正も簡単)。
前述したとおり、製品ごとの複数のサイトを同時に立ち上げたり、キャンペーンなどのページを頻繁に作成する場合、Museは強力なツールになります。

Adobe Museについて

今年に入って、主に中小企業からAdobe Museについての問い合わせが増えています。特に、Googleがモバイルフレンドリーアップデートを実施した4月はそれまでの数倍の件数でした。


最も多い問い合わせは、サイトの「モバイル対応」


多くの中小企業は、制作会社に発注してサイトを構築してもらってから情報の更新は続けていても、サイトの改善やリニューアルなどは手付かずのまま現在に至り、今回のモバイル対応でやっと重い腰を上げた、という状況。


できれば社内でやりたいとのことで、「ホームページビルダーやDreamweaverから、Museに移行できるのかどうか」という質問が大半です。
サイトとは別に更新しているブログの場合は、モバイル対応のテーマを適用するだけよいですが、ウェブサイトの場合はどう適応させるかによって、作業の規模が変わっています。

そもそもウェブの技術に詳しい人が社内にいないというケースが多いため、技術では解決しない問題です。


ホームページビルダーやDreamweaverと、Museは同じウェブページ制作ツールですが、設計思想が大きく異なります。


Museは、ウェブページの技術を意識させません。HTMLやCSSなどのウェブの技術を隠し、コンテンツ制作に集中できるようにしていますが、HTMLやCSSを使った作業は一切できませんので、注意が必要です(HTMLを埋め込む程度なら可能)。ウェブデザイナーが使うツールとして設計されていません。


ホームページビルダーやDreamweaverにも、HTMLを記述せずに作成できるデザインモードが搭載されていますが、高度なページを作成するにはHTML、CSSの知識が必要です。
Museは、マウスドラッグだけで自由にレイアウトできます。


Museと他のウェブページ制作ツールの違いは、ベースになっているCSS(スタイルシート)の技術です。Museは、「絶対配置」と呼ばれる座標値の指定で固定幅のページに配置していく手法を採用しています。通常、デスクトップとスマートフォンの2つモードでページを作成しますので、Googelのモバイルフレンドリーテストにもパスします。

たんに要素を縮小するだけのレスポンシブウェブデザインのページ(大きく見せなければいけない写真などがスマートフォンでは小さくなっているページなど)より、見やすいページを作成できますので、モバイル対応についてはまったく問題ありません。


個別の機種に「最適化」するという考え方ではなく、片手で持って指で操作する「縦長で小さなスクリーンのデバイス」(それが今はスマートフォンという認識)向けのページを作ればよいので、Museの中で2種類のページをデザインすればよいのです。タブレットモードはまず必要ありません。

お問い合わせ

基本的には、3時間コース(5,000円)と6時間コース(1万円)に分けていますが、受講される方にあわせて調整することが可能です。
例えば、Museの大まかな基本操作が習得済みなら、習得項目を減らすことができ、逆に、PhotoshopやIllustratorもあまり使っていない方は、習得項目を追加することができます。

また、ウェブサイト制作とランディングページ制作では、必要となるスキルが異なります。習得項目は、ウェブサイト制作の方が増えます。


受講希望の方はメールをお送りください


ebookcast@gmail.com

受講希望の方はメールを送ってください(どうぞお気軽に)。返信いたします。

オンライン講座と電子書籍

最新版のMuse CC 2014ではありませんが、「6時間で学ぶ Adobe Muse CC 完全習得[基礎編]」と「3時間で学ぶ Adobe Muse CC ランディングページ制作」で基本操作を学ぶことができます。
Muse CC 2014とMuse CCの違いは、各学習ページに説明があります。自己学習に自信のある方はこちらで基礎を学んでみてください。

仕事でMuseを使われる方は、注意点のみ掲載した「Adobe Muse CC 2014ビジネスガイドブック」があります。ワークショップを受講された方には提供しています。

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