About
背景
2012年10月、国内でAmazonのKindleストアがオープン、同時に個人出版サービスKindleダイレクト・パブリッシングもスタートし、個人でも、お金をかけず容易に電子書籍を販売することが可能になりました。ただし、今のところ、購入者に最新の情報を伝えたり、感想や意見を聞くことができないため、読者とのつながりを構築していくことができません。
電子書籍を「つくり」「売る」ことは容易になりましたが、「存在を知ってもらう」には、「個人でも」マーケティング活動が欠かせません。
※個人レベルのマーケティングを「シンプルマーケティング」と呼んでいます。
現在、小額決済システムや販促機能などが利用できるデジタルコンテンツ・ダウンロード販売専用の商用サービスなども登場し、売るだけではなく、「個人が」自前のストアを運用することも可能になっています。
ZONでは、個人でも利用できる商用サービスや一般ユーザー向けの開発ツールなどを組み合わせてワークフローを構築し、電子書籍の企画から編集、オーサリング、ストア運用、販売、プロモーションなど、全ての工程を一人で実行する「一人出版社」のスキームを開発し、2014年10月から試行錯誤を重ねて、実践してきました。
「一人出版社」スキームは、自由に表現できる「個人出版」と利潤を追求する「商業出版」の間を埋めるハイブリッドな出版スタイルとして提案しており、安価なウェブサービスとAdobe社のアプリケーションソフト、オープンソースのツールなどを組み合わせたワークフローになっていますので、個人でもそれほどお金をかけずに始められます。
今後、ウェブの技術がさらに進歩し、ウェブサービスやアプリケーションソフトも進化していきますので、さらに敷居が下がり、「一人出版社」のような出版スタイルが増えていくと考えています。
概要
クリエイティブエッジスクール・ブックス（Creative Edge School Books）は、一人で電子書籍の企画から制作（執筆、編集、オーサリング）、ストアの運用、販売、シンプルマーケティングを実行するための「一人出版社」スキームを採用した最初のパーソナル・プラットフォームです。
昨年の10月から現在まで、6冊の電子書籍をリリースしています。
ウェブサイト：
最新刊：
クリエイティブエッジスクール・ブックス内に「ウェブとクリエイティブ」、「教育とテクノロジー」、「キッズ（子ども向け）」、そして「一人出版社」の4つのレーベルを設定して、企画の段階から専用ページなどを作成して、プロモーションしながら執筆、編集を進めていきます。
一人出版社で、量産はしません。1冊の電子書籍に、2ヵ月から4ヵ月程度の時間をかけて、4冊くらい同時並行で進行します。
特長
1：「一人出版社」スキーム
一人で出版活動を継続できるように、執筆や編集以外の作業を徹底的に効率化したワークフローを実現しています。
2：シンプルマーケティング機能
個人出版や小規模な出版社ではなかなか実行できなかったマーケティング機能を導入。電子書籍全てに専用のランディングページを作成するなど、販促も強化しています。
3：新しい販売方法の実践
電子書籍と映像コンテンツを組み合わせたり、イベントやワークショップの電子チケットとセット販売するなど、電子書籍と他のコンテンツ、リアルイベントを融合させた販売も可能です。
今後の展望
クリエイティブエッジスクール・ブックスのスローガンは「フリーダム・パブリッシング」。
今後は、オンライン講座と連動した電子書籍、ワークショップやセミナーなどリアルイベントとセットにした電子書籍、章単位で購入できる電子書籍など、デジタルコンテンツの特性を生かした、新しいデジタルパブリッシングを進めていきます。
また、「一人出版社」スキームを誰でも活用できるように体系化、マニュアル化して、一人出版社に挑戦したい著者や編集者、アマチュア作家などに、提供できるよう準備を進めます。「個人出版」と「商業出版」の間を埋める、ハイブリッドな電子出版のスタイルを確立していきます。
クリエイティブエッジスクール・ブックスの上位目標は「オープンエデュケーション」。
販売した電子書籍や映像コンテンツに「6ヵ月間」という寿命を設定して、販売を終了し、2ヵ月以内に「フリーコンテンツ」として一般公開しています。誰でも自由に学べる「オープンエデュケーション」の場を提供し、利用者から要望を聞き、コンテンツの企画に反映する、という流れを構築しています。
更新日：2015年3月20日
掲載日：2015年3月19日
