100枚のモノクローム背景画像コレクション

Black and White Material 100

Convert Photos to Line Art Drawings

The Future of Design Digital Publishing Team(デザインの未来 デジタルパブリッシングチーム)マテリアルシリーズの第一弾は、背景画像です。2000年頃から撮り溜めてきた膨大な写真をPhotoshopなどの画像処理ツールを使ってイラストレーション処理しています。今回は、Line-drawing(線画)とWatercolor-Painting(水彩画)の2つのコアイメージを作成してから、さまざまな調整を加え、モノクロームの絵に仕上げています。

 

ウェブキャストシーズン2の「ノンプログラマーズ・ウェブデザイン」と「グラフィックデザイナーのためのウェブアプリ制作」で使用する素材データとして提供していますが、ウェブキャスト期間中(終了は2月下旬を予定)は、どなたでもダウンロードできますので、グラフィックノベルや電子書籍の挿絵、アドベンチャーゲームの背景など、クリエイティブワークにご活用ください。

ダウンロードページに記載されている「禁止事項」に該当しなければ、改変・複製自由、クレジット表記も必要ありません。商用利用もOKです。仕事や趣味などあらゆるクリエイティブワークに利用できます。

コレクション(100枚)の一部を掲載しました。

散歩は小学生の頃から好きで、知らない街を訪れると、暗くなるまで歩き回っていた記憶があります。今は、どこに行っても道に迷うことはなくなりましたが(迷ってもGPSですぐに確認できる)、だらだらと歩く楽しみの妨げにはなりません。

 

私のモバイル・フォトグラフィは、日常の切り取りをコンセプトにしてますが「できるだけ人が写らない」ようにしています。大勢の人が行き交う場所でも、カメラアングルを変えながらポイントを選び、無人の世界を演出します。もし、人を加えるなら、足や手などの部分、もしくは全体のシルエットなど、デフォルメできるときだけ。13年間ずっと、このスタイルで撮っています。

街には、さまざまなサインがあります。標識や看板、広告など、数十年変わらないもの、毎週のように頻繁に入れ替わっていくもの、同じ道を歩いていても、小さな発見があります。自分では気付かずに、何度も同じ場所の写真を撮ってしまうことがありますが、後で比較してみると、意外と変化があって楽しめます。日本には四季がありますから、同じ道のりでも、3、4種類くらいの世界を味わうことができます。

 

もう一つの写真の楽しみ方は、画像処理です。今回のマテリアルのように、スケッチやイラストレーションぽくイメージを変換するのが好きです。写真は現実を写し出しますが、加工した画像は、自分の脳に描かれている風景に近づきます。記憶のビジュアライゼーションと言ってよいかもしれませんね。

写真をベースにして作り上げたイラストレーションデータは、さまざなクリエイティブワークに利用できます。ウェブキャストシーズン2の「グラフィックデザイナーのためのウェブアプリ制作」では、Adobe Edge Animate CCとPhoneGap Buildを使って、インタラクティブ・グラフィックノベルを作成しますが、コンテンツの背景画像として利用していきます。今回のマテリアルは、モノクロームがテーマでしたが、Watercolor-Painting(水彩画)をベースにしたカラーバージョンも用意する予定です。

Adobe Edge Animate CCの編集画面

Adobe Edge Animate CCによるグラフィックノベル制作

小説の挿絵として利用したり、画集を作るのもよいですね。私は、昨年6月にKindleストアで写真集を販売しました。電子書籍には、文字が主体の本を表現する「リフロー」とビジュアルが主体の漫画や絵本、写真集などを表現する「固定レイアウト」があります。固定レイアウトの場合は、Amazonが無償で提供しているKindle Comic Creatorを使用すれば、画像ファイルを読み込むだけでKindleフォーマットのファイルを作成してくれます。

Kindleの個人出版については、いしたにまさき さん、宮崎綾子さんと一緒に書いた「Kindleダイレクト出版 完全ガイド」をご覧になってください。

Kindle Comic Creatorによる写真集の制作

今回のマテリアルでは用途が限られるかもしれませんが、ウェブマガジンのイメージイラストレーションとして利用することもできます。ちなみに、このページはAdobe Muse CCで作成されています。Museは、HTMLやCSSなどのコードを記述することなく、ウェブページ(数ページのマイクロサイトやランディングページなど)を作成できますので、ウェブ技術の知識をもっていないクリエイターや作家の方々でも、ウェブ版のポートフォリオ作成などに活用できます。

先日、「Adobe Muse CC完全習得[基礎編]ノンプログラマーズ・ウェブデザイン」をリリースしましたので、ご興味ある方はチェックしてみてください。

Adobe Muse CCによるランディングページ制作

NON-PROGRAMMER'S

WEBDESIGN

PRICEPLAN

100枚のモノクローム背景画像コレクション | Black and White Material

フォルダ「Monochrome_JPEG」に100枚のJPEG画像が入っています。

ダウンロードサービスは、DLmarketを利用しています。

Black and White Material | Convert Photos to Line Art Drawings

マテリアルシリーズの第二弾はキャラクターデータを予定しています

Adobe Muse CC完全習得[基礎編]ノンプログラマーズ・ウェブデザイン

Made with Adobe Muse

ウェブキャスト・シーズン2やデジタル・マテリアルシリーズに関する最新情報については、現在公開中のウェブマガジン「EBOOK STRATEGY MAGAZINE」をご覧ください。

ノンコーディングでウェブアプリやハイブリッドアプリを作成する「グラフィックデザイナーのためのウェブアプリ制作」も連載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってください。

The Future of Design Digital Publishing Team

デザインの未来 デジタルパブリッシングチーム

学校法人阿佐ヶ谷学園 高度情報化研究所eface lab. / ズオンコーポレーション 164-0011 東京都中野区2-30-9 ツバセス中野坂上 333