THINK ZERO MAGAZINE

Creative Edge School Books


やさしいウェブ(2015年11月5日)

2015年の「平日」は、あと「35日」になりましたね。もちろん、一人出版社では休日祝日もプラスしていますが、それでもあとわずかです。長期プロジェクト「ZEROROBOTICS」は、ずっと取材中でコミックはまだプロトタイプの段階。取材は半年間の予定でしたから、遅れているわけではないのですが、新たに調べなくてはいけないことが次々と出てきて、調整が大変。あとは、健康面ですね。絶好調の日がほとんど無くなってきました。常に、何かしら一時的な障害を抱えていくというのは、想像以上に気を使います。自分のやりたいことが、少しずつ実現し始めているので、気分だけはハッピーですが。


昨年の11月に「やさしいウェブ みんなのウェブ どこでもウェブ」という小さなコンテンツをリリースしました。形式は、電子書籍ですが、読み物ではなく、教材に近いものです。「授業で活用するためのガイダンス」というページも用意しています。以下は、商品ページのイントロダクションです。


たまには、外で人間観察をしてごらん。
世の中には、いろいろな人がいる。男性、女性、子ども、大人だけじゃない。みんなが軽快に歩いているわけではないよ。杖が必要な人、ベビーカーを押している人、両手で大きな荷物を持っている人。駅に行って、どうやって階段を上がっているのか見れば、よくわかる。
ウェブだって同じだ。いろいろな人がいる。みんなが同じ機械を使っているわけではない。大きさが違う、性能が違う、操作方法が違う、使う目的が違う。ウェブでも「思いやり」を忘れずに。



「やさしいウェブ」コンテンツページのスクリーンショット

昨年、体調を崩して一時的に階段の昇り降りが困難になったことで(手すりがないと上れない状態になったのです)、今まで見えていなかった世界が視界に入ってくるようになり、このコンテンツづくりのきっかけになりました。詳細は、アクセシビリティ関連の情報を発信しているPodcast番組「AccSell(アクセル)」(7月15日)で話していますので、お時間のあるときに聴いてみてください。
まぁ、しかし人間の体って頑丈に出来てるな、と思います。精神面が健康なら、身体的な不健康は乗り越えられる(逆は要注意だと思いますが)。


「やさしいウェブ」は、まだこの実験的なコンテンツ一つですが、今後はフィールドワーク中心でやっていきたいと思っています。来年から、シンクゼロマガジン以外でも読者ページのウェブマガジン化を進めていきますが、「やさしいウェブ」のマガジンページでは、インクルーシブデザイン関連の情報を掲載していきたいと考えています。



投稿日:2015年11月5日(木)




今日の一言:2015年11月5日(木)

快晴、朝6時の気温10.6度(東京)。
昨日、2015年度グッドデザイン賞が発表されましたが、大賞はWHILLのパーソナルモビリティ「WHILL Model A」。以前、H.I.S.が、パーソナルモビリティを活用した業界初の国内バスツアーを開催していて、(車いすでは困難だった場所にも行けるようになるなんて)素晴らしいなぁと思っていたので、嬉しいですね。
今朝のPodcast(iTunes link)は、リアルイベントとリファーラルについて(昨夜配信してしまいましたが)。今までやってきたことと一部重なる部分があったので取り上げました。ただ、これが目的になると、使うエネルギーのバランスが崩れてしまうかな、と感じています。



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