Photoshopの世界、便利だから使う「ユーザー」だけでなく「エバンジェリストユーザー」の活動に支えられる

2015年2月16日(月):Photoshopの世界、便利だから使う「ユーザー」だけでなく「エバンジェリストユーザー」の活動に支えられる

RESTART DIARY 2015.2.16

光陰矢の如し、気がつけば春の兆し。
寒い日、暖かい日が、日替わりでやってくる体調管理が難しい時期です。関東や東海などは、すでに花粉シーズンに入りましたので、マスクする人が行き交う風景は、もうしばらく残りますね。

 

我が一人出版社Creative Edge School Booksの2015年最初のコンテンツである「デザイナーのためのデザイニング・イン・ザ・ブラウザ」は、CSSフレームワーク、Dreamweaverライブビューワーク/Extract、Photoshopの非破壊編集/アセット抽出など、新しい作業の進め方を学ぶ内容になっているため、教育機関の方々からも意見を多数いただき、大幅増量したことで、3冊になりました。

ウェブデザイン関連のコースなどは、2015年度から刷新するところが多いようで、今後の動向を注視しながら情報収集しているようですね。
新学期のカリキュラムには間に合いそうなので、ぜひ参考にしてほしいと思います(スケジュールは以下のとおり)。

  1. Dreamweaver 基礎編は、2月18日発売(8月18日販売終了/9月以降公開)
  2. Photoshop 実践編は、2月23日発売(8月23日販売終了/9月以降公開)
  3. Dreamweaver 実践編は、2月28日発売(8月28日販売終了/9月以降公開)

 

今回は映像コンテンツではないので、図版が重要になりますが、操作の手順などは学生でもわかるように、スモールステップで解説していますので、勉強中のデザイナーの皆さんにも役立つと思います。
Dreamweaver 基礎編は、水曜日です。

書籍「デザイナーのためのデザイニング・イン・ザ・ブラウザ」のランディングページ

 

この3冊が終わり次第、「電子教科書のUXデザイン」の改訂版、「Adobe Muse ビジネスガイドブック」の続編の準備に入りますが、リリースは来月中旬になりそうです。

 

今回、Photoshop 実践編のために、あらためて「Photoshop」を検証したわけですが、画像処理機能の強化にとどまらず、ウェブデザインから3D、ビデオ編集など、スーパーヘビー級のアプリケーションソフトに成長していて驚きました。

 

ビデオ編集についても、映像の実習でPhotoshopを使っているスクールもあって、それなりに重宝されているようです。Photoshopの多様なエフェクトを適用できたり、配置するビデオをスマートオブジェクト化することで、映像の非破壊編集も可能です。

Premiere ProやAfter Effectsは、映像を学ぶ学生が使い、他のコースの学生がプレゼンなどで映像を扱いたいときは「Photoshopで済ませる」といった感じでしょうか。

 

それにしても、Photoshopはネット上にもリソースが多い。知りたい情報を、ストレスなく探せます。

たんにユーザー数が多いだけではなく、ファン(便利だから使う、という理由だけではなく、Photoshopそのものを愛している人たち)が世界中にいて、有益かつ無料の情報が溢れています。
Adobe関係者以外のエバンジェリスト率が高く、私設応援団のような「Photoshopを広めようとしている」グループ、組織も多い。

 

Photoshopの普及でいえば、NAPP(National Association of Photoshop Professionals)を創設、主宰していたスコット・ケルビーの活動が目立っていて、現在も「KelbyOne」でオンライン講座、Photoshop専門誌「Photoshop User magazine」の発行、「Photoshop World」カンファレンスの開催など精力的。

 

とにかく「写真」が絡むツールやウェブサービスは強い。
趣味の写真の領域だけ見ても、ビギナーからセミプロまで、層が分厚いので、ユーザーグループも数え切れないくらいあります。だから、「Photoshop Elements」というカテゴリも成立する。
Adobe Illustratorもユーザーが多いですが、Photoshopには適わない。

 

世界に点在するPhotoshop文化圏、
好きこそ物の上手なれ、習うより慣れよ。

 

特に写真コラージュなんて、スクリーン上の操作でも(切り貼りなど)実際に手先を動かす創作に近いドライブ感があって、没入度も深く、時間を忘れます。
多分、こういう楽しさなどは、幅広い層に届くと思う。

見ただけで「楽しい」って感じさせる幻想も、習い事の入り口では重要なことなんですね。

 

投稿日:2015年2月16日(月)

 

 

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