HTML5パブリッシングマガジン開発日誌 Vol.13／ウェブ表現の可能性を追求する「4時間で学ぶ Adobe Edge Animate CC 基礎編」をリリース

2014年5月2日：ウェブ表現の可能性を追求する「4時間で学ぶ Adobe Edge Animate CC 基礎編」をリリース

HTML5 Publishing Magazine Development Diary 13 :
ウェブキャストアーカイブの第3弾となる「4時間で学ぶ Adobe Edge Animate CC 基礎編」をリリースしました。Adobe Edge Animate CC の基礎を学ぶ「グラフィックデザイナーのためのウェブアプリ制作」の前半部分をアップデートしたものです。

「6時間で学ぶ Adobe Muse CC 完全習得［基礎編］」、「3時間で学ぶ Kindleストアで販売する電子書籍の作り方」に続く、3本目のコンテンツとなります。

ウェブキャスト（オンライン）＋アーカイブコンテンツ（ビデオ）＋電子書籍（教科書）＋ワークショップ（イベント）をセットにした新しいパブリッシュ（出版）のカタチを実践しています。

大まかなワークフローです。

企画会議（といっても7月までは一人）
構成案の作成
シナリオの執筆
素材データの作成・準備
テスト
評価
シナリオの見直し・素材の修正など
ウェブキャスト（本番）
アーカイブの編集
評価・ヒアリング
アップデートの作業
評価モニター募集・実施
最終調整
ストアでアーカイブコンテンツのリリース

現在、コンテンツ管理システムで苦戦中のため、電子書籍化がまだ実現していません。ウェブキャストのアーカイブは、3840x2400px の高解像度ビデオになっており、この映像から静止画を生成して、電子書籍の図版にする仕組みになっています。7月に間に合うのか、まだわからないという状況です。

「4時間で学ぶ Adobe Edge Animate CC 基礎編」は、ヒアリングを何回も実施して、アップデートしていますので、元のウェブキャストとは、かなり内容が変わっています。私たちが最初にイメージしていた「初心者」像は、見事に打ち砕かれていますので、初めての方でも理解しやすい内容になっていると思います。

4時間で学ぶ Adobe Edge Animate CC 基礎編

Adobe Edge Animate CC は、タイムラインベースのWebコンテンツ制作ツールですが、Flashのような総合開発環境（IDE）ではありません。ウェブサイトの広告やインフォグラフィック、ライトウェイトなウェブアプリ、実際に動くプロトタイプなどの作成に適しています。

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インフォグラフィック／データ可視化
実際に動くプロトタイプ
ウェブアプリ
アドベンチャーゲーム
電子書籍（朗読絵本など）

Edge Animateで作られるコンテンツは、Webの標準技術であるHTMLやCSS、そしてJavaScriptなどで構成されていますので、iOSやAndroidのスマートフォン、タブレットなどでも問題なく動作します。

Edge Animateを使えば、アイデアを迅速に具現化することが可能になりますので、クライアントに対するプレゼンテーションやプログラマーとの意見交換などで、実際に動作するプロトタイプを使うことができます。

また、Flashを使ったアートワークを得意とするクリエーターにとっても、大変魅力的なツールだといえるでしょう。コードスニペットを活用すれば、JavaScriptを習得していない人でも使用できますので、アイデアを持っている人は是非挑戦してみてください。

4時間で学ぶ Adobe Edge Animate CC 基礎編

昨年の秋に出版した「Adobe Edge Animate スタートガイド」（発行：技術評論社）もご紹介しておきます。
本日リリースした「4時間で学ぶ Adobe Edge Animate CC 基礎編」とは、内容がまったく異なりますが、本で学びたい初心者向けです。電子書籍版（PDF）もあります。
※発行後にEdge Animateがアップデートしていますので、オーディオ制御などの新機能の解説は含まれていません。